MRI装置 (Magnetic Resonance Imaging):
2012年3月に最新の「新世代オープンMRI装置」を導入しました。
MRIとは、磁石と電波による核磁気共鳴現象を利用して生体内部の情報を断層画像化する装置です。
断層画像という点ではX線CTと一見よく似た画像が得られますが、CTとは全く異なる物質の物理的性質に着目した撮影法で、CTでは得られない情報が多く得られる特徴があります。
従来使用していたMRI装置と比べて最新のオープンMRIは開放性に優れているため、通常のMRIでは難しい部位や姿勢での撮像が可能となり、広い応用範囲が期待できます。
肩関節や膝関節など体軸中心から外れた部位でも最適な位置にセッティングすることができるようになりました。
(写真左は頭部、膝関節、腰椎の画像)
閉塞感の少ないオープンMRIは、閉所に不安を感じる患者様にも配慮されているほか、小児や高齢者への付添いや、造影剤注入時のスペース確保など、多くのメリットがあります。
不安を感じる原因の一つでもあった検査時の騒音も小さく抑えられています。
通常の検査時間は、30〜40分程度です。(検査部位によって撮像時間が変わります。
X線は使用しないので被爆の心配がありません。
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