リハビリテーション部門では、理学療法士 (Physical Therapist:PT)と作業療法士 (Occupational Therapist:OT)がドクターの指示のもとで連携をとりながら治療のサポートを行ないます。
看護師・介護士・栄養士など様々な職種のスタッフとも密接な連絡をとりながら問題解決に取り組みます。
*OT:Occupational Therapist / *PT:Physical Therapist
作業療法とは
手を動かせるようになるだけでなく、例えば箸を使って食事をするなど、日常生活に必要な応用動作の機能回復・維持及び開発を「作業活動」を用いて行なう治療と指導・援助を行ないます。
理学療法とは
物理的手段(温熱、寒冷、電気、光線、空気圧装置など)を用いて治療したり、運動療法と日常生活活動のなかで患者様の健康増進、病気やけがの早期治癒による社会復帰の手助けをします。
■物理的手段(物理療法用装置の一例)
メドマーの活用:
メドマーは筋肉に加圧と除圧を繰り返すことで筋肉の収縮、弛緩と同じような作用を起こし、静脈血やリンパ液の還流を促進させる物理療法器具です。
足のむくみの大きな要因の一つに、運動量不足による心臓のポンプ作用の減少があります。血流は心臓のポンプ作用によって身体の隅々まで運ばれた後に筋肉の収縮により再び心臓に戻る仕組みです。
メドマーはこの筋肉によるポンプ作用を補助する器具です。
ウォーターベッドの活用:
ウォーターベッドは、水の上に横たわっているような感覚で背中の方から水流によるマッサージを施すものです。
当院の装置の特徴は、4つのノズルを搭載していることにより、水流の強弱を幅広く選べます。
また、身長や肩幅を細かく設定できるので、患者さんの体格に合わせたマッサージを提供できます。
マッサージの主な効果は、リラクゼーションが図れることで、自律神経の興奮を抑える働きがあり、痛みの緩和が期待できます。
痛みの原因は多岐にわたっていますので、まずは当院整形外科の受診をお勧めいたします。
腰椎牽引機 (スーパートラック)の活用:
腰痛の患者様は、痛みのため仰向けになるのも難しいことが多くあります。
この牽引機は、仰向けにならずに椅子にすわった姿勢のままで牽引治療が開始できます。
自動で理想的な姿勢にセットされ、効果的な牽引治療ができます。
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